漢字の概略

日本語の漢字

日本語の漢字は5世紀から6世紀にかけて中国から伝わりました。 その後、日本語の「音」を表すために、ひらがなとカタカナが考案されました。
漢字は5万字以上ありますが、現代の日本語で実際に使われているのは約15,000字と言われています。
しかし、その多くは地名や人名、あるいは歴史書や医学書など専門分野で使用されるもので、一般的な文書で使われるのはそれほど多くありません。

常用漢字

1981年、文部科学省(旧文部省)は一般的な社会生活で使用する漢字の共通性を高め、わかりやすい文書を表記するための目安として「常用漢字」を定めました。
2010年、常用漢字は30年ぶりに改訂されました。この改訂で195文字が追加され、5文字が削除されました。現在の常用漢字は2136文字からなっています。

一般的な新聞記事やビジネス文書などはこの常用漢字に沿って書かれています。従って、外国人の学習者が漢字を学習する場合も、通常この常用漢字が基準になります。

しかし、常用漢字の中には一般的な文書ではほとんど使用されない字も多く含まれています。「畝」や「帥」、「璽」などです。

一方、常用漢字には含まれていないが、日常の生活でよく使用されている漢字も多数あります。「嘘」や「噂」「濡」などです。
教育関係者や新聞社などは常用漢字に沿って文章を書きますが、一般の日本人は常用漢字に留意して文章を書くことはしません。常用漢字はあくまで一つの指標です。

音読みと訓読み

日本語の漢字は、通常それぞれの漢字が2つ、あるいは3つ以上の読み方を持っています。「音読み」と「訓読み」です。 音読みは中国語の発音が基になっています。訓読みはもともと日本語にあった似たような言葉の音で発音する読み方です。

漢字はそれ1字で1つの単語として使われる場合と、2つ、あるいは3つ以上の漢字で1つの言葉として使われる場合があります。複数の漢字で1つの単語になっているものを「熟語」といいます。 通常、1字で1つの単語として使われる場合は訓読み、熟語として使われる場合は音読みです。
コスコムの教材では訓読みはひらがな、音読みはカタカナで表記されています。

訓読み to eat
音読み food, foodstuffs

漢字の形 --- 部首 (Radical)

漢字はある物の形や状況を表していて、それぞれ意味を持っています。

上記の漢字はわかりやすい例ですが、詳しい説明を聞かなければ、なぜそのような形をしているのかわからない漢字も多数あります。 ほとんどの漢字はいくつかのパーツからできています。このパーツを「部首」と呼びます。部首がパーツとしてのみ使用される場合と、独立した一つの漢字の場合があります。

はじめの例では、「田」、および「力」はそれぞれ一つの漢字です。それが組み合わさり「男」という別の漢字を形成しています。
次の例では、「」は「人」を示す部首です。それ自体は文字ではありません。「休」は人が木の下で休む様子を表しています。

部首は200以上あります。全て覚えるのは大変です。当漢字教材では35の重要な部首を掲載しましたので、それを参考にしてください。

重要な部首 (Radical)

部首 名前 例 (漢字番号は 2001.Kanji.Odyssey のものです)

書き順

漢字書く時のストロークの順番を「書き順」と呼びます。基本的にはひらがなやカタカナを書くときと同じです。
レベル1とレベル2の漢字の書き順は Audio e-Book に収録されています。また、ストロークの数を「画数」と呼びます。

2画 (2 strokes)
4画 (4 strokes)

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