日本語の動詞

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動詞のフォーム

ます形

このフォームは「ていねい形」と呼ばれ、様々な場面で幅広く使えます。
「ます」を取った部分を動詞の Stem と呼びます。

日本語の動詞は主語によって変化しません。
すなわち、主語が単数でも複数でも、あるいは一人称でも二人称でも動詞は変わりません。
また、時制に関しては非過去(現在形、未来形)と過去の2つのみです。

  Affirmative Negative
Non-past -ます -ません
Past -ました -ませんでした

普通形 (Plain form)

最も基本的な形は 「辞書形」「ない形」「た形」および「なかった形」です。
この4つを Plain Form または、「普通形」と呼びます。辞書形は Root form とも呼ばれます。

普通形は カジュアルな場面では「ます形」の代りに使われます。
友人や同僚との会話はほとんどこのフォームを使って行われます。
この意味においては 普通形 は「カジュアルフォーム」と呼べます。

しかし、普通形の用法はカジュアルフォームとしての用法だけではありません。
日本語では「仮定 (if)」や「可能 (can do)」「義務 (must do)」などの意味を表現するために多くのパターンが使われます。これらのパターンは Functional Pattern と呼ばれます。
ほとんどの Functional Pattern は「ます形」ではなく、「普通形」に接続します。
この場合、普通形はカジュアルフォームではありません。

  Affirmative Negative + Functional Pattern
Non-past 辞書形 (root form) ない形
Past た形 なかった形

普通形 - 辞書形 (Root form / dictionary form)

動詞の最も基本となる形です。
日本語の辞書では見出しにこの形が使われます。従って、辞書で動詞を探す場合はこの形で探さなければなりません。
たとえば、「いきます」を探す場合は「いく」で探します。
このためこの形は「辞書形」と呼ばれます。
辞書形は、カジュアルな場面では「-ます」の代りに使われるほか、多くの Functional Pattern とも使われます。

普通形 - ない形 (nai form)

このフォームは、カジュアルな会話では「-ません」の代りに使われますし、
辞書形同様、多くの Functional Pattern とも使われます。

また、カジュアルな会話では勧誘の表現として「-ませんか?」「-ましょうか?」の代わりに使われます。
この場合、「-ない」の語尾が上がります。

コーヒーを のみませんか? Migiya コーヒーを のまない?
ひるごはんに いきましょうか? Migiya ひるごはんに いかない?

普通形 - た形 (ta form)

「た形」は、カジュアルな場面では「ました」の代わりに使われます。
しかし、「た形」は単に過去を表す形ではありません。文法的には「た形」は動作の完了を表します。
従って Functional pattern と一緒に使われる場合、未来のことを示す場合もあります。

ex. あした あめが ふったら、うちで ほんを よみます。
If it rains tomorrow, I will read a book at my home.
あした びょういんに いった あとで かいしゃに いきます。
I will go to the office after going to the clinic tomorrow.

普通形 - なかった形 (nakatta form)

この形は、カジュアルな会話では「ませんでした」の代わりに使われます。
この形は「-ない」を「-なかった」にかえることで作れます。
このため、「-ない」の過去形とも呼ばれます。

て形 (Te form)

「て形」それ自体は文と文を接続するために使われます。
この場合、単に文を接続するだけではなく、原因や手段を表すこともあります。
また、この形は多くの Functional Pattern と共に使われ、日本語を学習する上で非常に重要な形です。
「て形」は「た形」の「た」を「て」にかえることで作れます。

ば形 (Conditional form / ba form)

この形は "if" や "when", "in case" などの仮定の意味を表します。
この形は、「たべれば」「みれば」のように「-ば」で終わるのでこう呼ばれます。
日本語の仮定形はこの形を使うほかに「-たら」や「-と」などで表現できます。

可能形 (Potential form)

可能形は「可能」すなわち "be able to do" や "can do" などの意味を表します。
グループ2の動詞の可能形はその受身形と同じです。

命令形 (Imperative form)

この形は "Do!" や "Don't do!" のような命令を表します。
道路標識や注意書きなどでよく使われます。

ex. とまれ!
Stop!
ごみを すてるな
Do not litter.

無意志動詞のこの形は話し手の希望を表現するためにも使われます。

ex. あめが ふれ!

「ふれ」は「ふります/ふる」の命令形です。この動詞は自動詞で話し手の意思は表現しません。
しかし、この命令形「ふれ」は話し手の希望を表現しています。

意向形 (Volitional form)

意向形は話し手の意思を表します。「-ましょう」と似ています。
「-ましょう」を使った文の方が意向形を使った文よりていねいです。
この形は友人や同僚との会話で頻繁に使われます。

ex. A : なにを たべようか?
B : パスタを たべよう。
A : What shall we eat?
B : Let's eat some pasta.

意向形は Functional Pattern の一つ「-と おもいます」や「-と おもっています」とも一緒に使われます。
この場合、"I'm planning to do" の意味になります。

ex. なつやすみ ともだちと りょこう しようと おもっています。
I plan to go on a trip with my friend in the summer vacation.

受身形 (Passive form)

この形は受身の文を作ります。
次のような状況ではよく受身の文が使われます。

1) 話し手が他の人の行為で迷惑を感じたり、被害を受けた時

ex. わたしは おとこに なぐられた。
I was punched by a man.

逆に、光栄に感じたり、栄誉を受けた時にも使われます。

ex. わたしは せんせいに ほめられた。
I was praised by my teacher.

2) 歴史的なことや社会的なことを話す時

ex. オリンピックは らいねん ひらかれる。
The Olympics will be hosted next year.

使役形 (Causative form)

使役の文を作ります。
「使役」とは "to make someone do something" や "let someone do something" のような意味を表現する文です。

ex. せんせいは せいとを たたせた。
The teacher made a student stand up.
わたしは こどもに そうじを させた。
I made the child clean (the room).

また、使役の文は敬語表現の謙譲を表すパターンとしても使われます。

ex. A : たなかさんから でんわが ほしいんですが・・・
B : わかりました。たなかが もどったら でんわ させます。
A : I would like Tanaka to give me a call.
B : OK. I will have him call you when he returns.

使役受身形 (Causative Passive form)

使役と受身が一つになった文を作ります。
各動詞の使役形はグループ2の動詞として活用し、その受身形を作ります。

ex. たなかさんは わたしを またせた。 Causative sentence
わたしは たなかさんに またされた。 Causative passive sentence
Tanaka kept me waiting.
I was kept waiting by Tanaka.

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