日本語を入力する

日本人はどうやって日本語を入力するの?

日本人は通常日本語キーボードを使います。
日本語キーボードのキーにはアルファベットとひらがなが印字されています。

(Japanese keyboard is not necessary)

日本語の入力方法には「ローマ字入力」と「かな入力」の2つの方法があります。
近年ではローマ字入力が主流のようです。

どちらの場合も「IME」と呼ばれる日本語入力ソフトが必要です。
例えばローマ字入力の場合、「K U R U M A」と入力します。
すると、IMEがひらがなで「くるま」と表示します。
これを通常「スペース」キーで漢字に変換します。

ローマ字入力では日本語1文字を入力するのに2つ、または3つのキーをたたく必要があります。かな入力では日本語1文字を1つのキーで入力できます。
一見、かな入力の方が速く入力できそうですが、かなは50字近くあり、そのキーの位置を覚えるのはけっこう大変です。
結局、アルファベットの26キーを使うローマ字入力の方が速く入力できるようです。

ここではローマ字入力を使った方法を紹介しています。
キーに英語のアルファベットが印字されていれば、日本人がするのと同じ方法で日本語を入力することができます。

IMEってなに?、IMEはなにをするの?

「IME」とは日本語を入力するためのソフトで、"Input Method Editor" の略です。
現在、日本にはそれぞれのコンピューターシステム用にいくつかの IME が存在します。
マイクロソフトは Windows用に MS-IME を提供しています。また、アップルはマック用に「ことえり」を用意しています。このほかにも市販のIMEがいくつかあります。

それぞれのIMEは見かけは違いますが、日本語を入力する基本は同じです。
IMEは内部に専用の辞書を搭載しています。ユーザーが文字を入力するとその辞書を参照して変換します。

ひらがなは表音文字で、意味を持ちません。一方、漢字は表意文字で1字ごとに意味を持っています。このため、日本語には読み方が同じでも意味が違う言葉がたくさん存在ます。

例えば、「かう」。この読み方の2つの漢字は2つあります。
一つは「買う」(to buy)、もう一つは「飼う」(to keep an animal) です。

IMEをオンにした状態で K A U と入力すると、「かう」とひらがなで表示されます。これをスペースキーで漢字に変換します。
すると、IMEは専用の辞書を参照し、「買う」と「飼う」を変換候補としてリストに表示します。ユーザーはその該当の漢字をそのリストから選びます。

さらに、IMEは入力した言葉や文を解析する機能も備えています。
IMEの辞書はそれぞれの言葉の属性も収録しています。IMEはその属性に照らし合わせて最適な候補をリストアップします。

KU RU MA WO KA U

車を 買う

buy a car

I NU WO KA U

犬を 飼う

keep a dog

「車」は無生物です。一方、「犬」は有性物です。
上の例では、IMEは無生物の「車」には「買う」をあて、有性物「犬」には「飼う」をあてました。

このロジックは便利ですが、いつも正しいとは限りません。
例えば、「犬を飼う」前に、私たちは「犬を買う」こともあります。

しかしながら、多くの場合、IMEの解析機能は有益で入力効率を高めます。

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